Wi-Fiが不安定だったので試行錯誤した話
こんにちは。でこぼこじんです。
今回は我が家の無線LANが不安定になっていたので、改善に向けて試行錯誤したお話です。
さて、W-Fi接続が不安定になったりぶちブチ切れる原因はなんだったのか。
その対策について。
中級者~向けです
もくじ
以前までのネット環境
以前の我が家のネットワーク環境はこんな感じです。
回線はソフトバンク光(NTTのフレッツ光ギガマンションスマートタイプに相当)
NTTからは「PR-500KI」というルーター機能付きの機器が、ソフトバンクから「光BBユニット」がレンタルされています。
これがあれば光BBユニットは無くてもネット接続はできますが、
「IPv6高速ハイブリッド IPv6 IPoE + IPv4」を利用するためには光BBユニットは必須なのです。
正直これを使わなくても不自由することはないのですが、使ったほうが昼夜問わず速度が安定するので使用しています。
詳しい仕組みは僕にはわかりませんが、光BBユニットを使いIPv6ハイブリッドを利用することで回線の混雑を回避することができるようです。詳しくはググってください。(適当)
このおかげで混雑時にもあまり速度の落ちることはありません。ちなみに光電話ルータ単体だと混雑時に結構速度が落ちます。
ま、あくまで環境やらなんやらに左右されると思いますので、あくまでうちは、ですけどね。
ソフトバンク光を契約するともれなくついてくるBBユニット、レンタル代節約のために返却される方も多いと思いますが、速度が混雑時に落ち込むようなら使ったほうがいいですね。ただ、使うと「速度が上がる」わけではなく、「混雑を回避できる」だけのようですのでお間違え無く。
って、話が違う違う!w
脱線しすぎました笑
要するに我が家では、PR-500KIは単純にONUとして使用し、光BBユニットでネット接続+ルーターとして動作させ、バッファロー製のWi-Fiルーターをアクセスポイント(ルータ機能オフ)として使っていました。
前述したように、以前はPR-500KI単体で無線LANも賄っていましたが、BBユニット使うと使用不可なんですよね。うむ。
Wi-Fi接続が不安定
バッファローのルーターでも普通にWi-Fi使う分には問題ないんですよ。
でもSurfaceでTVTestを使いテレビを見ていると、頻繁にブチブチ切れる。スピードテストをしても50Mくらいしか出ない。しかも速度結果は不安定。うーんイライラ。
なぜWi-Fiが不安定になるのか
とりあえずネットでリサーチ。
Wi-Fi電波の2つの種類
Wi-Fiの電波の種類は
2.4GHz帯(11n/g、11g、11b・速度は低速~中速)
5GHz帯(11ac/11n/a、11a・速度は中速~めっちゃ高速)
の二つに分けられる。
そんで、互いに互換性はない。だから送り手が高速な11acでも、受け手が11nとか11gしか対応していなかったら、高速な通信はできないってことだね。
2.4GHz帯は従来の通信規格で、対応機種が多く、障害物に強い。
5GHz帯は電波干渉が少なく、安定した高速通信ができる。
そういうわけです。
不安定の原因は電波干渉か
どうも電波の調子が悪いと聞くと電波強度かな?と考えがちですが、そうでもない模様。
先に書いたように、2.4Ghz帯は対応機種が多い。
っつーことはですよ、他にも2.4GHzのルーターを使う人が多いわけだ。*1
じゃあ実際に我が家周辺をどんな感じでWi-Fiの電波が飛んでいるのか調べてみよう。
2.4GHz帯は大混雑。5GHzはスカスカ。
調査にはPR-500KIの設定画面を利用。
わーお!出るわ出るわ。
20以上のWi-Fiが飛んでおりました。
Wi-Fiには他の電波と混線しないように、図の通り「チャンネル」があります。
混線しないように自分で切り替えるか、ルーターが自動的に空いているチャンネルに変更するわけです。
でも・・・全部のチャンネル使われてますね・・・
こりゃあ不安定になるわけですわ。
んで、5GHzはどうかというと・・・
おっ!空いてんじゃーん!
2.4GHzよりもチャンネルも多いうえに、飛んでるWi-Fiの数も半分ほど。
これなら安定した通信ができそうです。
電波干渉を防ぐために対策したこと
その1・Wi-Fiを5GHzに変更。
Wi-Fi用に使っていたバッファロールーターは2.4GHzにしか対応していなかったため、利用廃止。(図の廃の字が間違えているのは気にしない)
有線ポートもギガビットに対応してないし。
かといってわざわざルーターを新しく買うのもちょっとなあ・・・という感じ。
PR-500KIの有効活用
ん、まてよ?使っていない「PR-500KIのルーター+Wi-Fi部」をブリッジとして使えないか?
PR-500KIの有線ポートはギガ対応、Wi-Fiカードも5Ghz帯に対応しています。これが使えれば言うことなし。
一か八か・・・PR-500KIのルーター機能を切り、IPアドレスを変更した上で図のように接続したところ・・・
できました!!やったぜ。
無事PR-500KIの無線LANに接続できました。IPアドレスの取得もBBユニットから行われており、問題なし。やったぜ。
ただ、PR-500KIの他のLANポートは使えないようです。ハブとして使えるかなと思ったら刺した瞬間挙動がおかしくなりました。(~_~;)
設定次第でつかえるのかな?
※まあ、NTTの推奨する方法ではないので、自己責任で。おススメはしません。
その2・ PR-500KIの置き場所を壁掛けに変更
あと、PR-500KIの置き場所も変更し、壁掛けにしました。
ちょっと見た目は悪いですね笑
左にボコッと出ているのがWi-Fi部です。
前のバッファローのルーターはテレビの裏の、目立たない場所に置いていました。
やはりできるだけ部屋の中央に、見晴らしのいいところに設置したほうがよいようです。
5GHz帯は障害物に弱いってのもありますからね。
結果とまとめ
結果として、
Wi-Fiを2.4GHzから5GHz帯に(11n→11ac)変更 し、
ルーターの置き場所を変更 したことで
TVTestによるテレビ視聴も安定し、スピードも安定して出るようになりました。
ぶつぶつ切れるというのも今のところありません。
Wi-Fiの不調だと電波が弱いのかな?と疑ってしまいがちですが、
- 電波の種類(5GHz、2.4GHz)にルーター側・PCやスマホ側ともに対応しているか
- 電波干渉は起きていないか(混んでいないか)
- ルーターの設置場所は適切か(目立たなく、低いところに置いていないか)
なども考える必要がありそうです。おわり。
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参考:
・今日からはじめるWi-Fi(ワイファイ)ガイド | BUFFALO バッファロー | BUFFALO バッファロー
こんな記事も書いてます
*1:ちなみに2.4GHz帯は電子レンジなどほかの家電に影響されて不安定になることも多い。