東京都発達障害者支援センターTOSCAに行ってきました
こんにちは。でこぼこじんです。
先日、予約していた「発達障害者支援センター」
に行ってきました。
いやぁ、予約から1カ月以上待ちましたよ。。
でも、行ってよかったです。
東京都発達障害者支援センターTOSCA(トスカ)
私は都内在住なので、東京都の支援センターである、
「トスカ」に行ってきました。世田谷の千歳船橋駅近くにあります。
運営は自治体から委託された福祉団体が行っているようです。
発達障害者支援センターとは?
発達障害を持つ人の、生活・就労・各種支援などについて
相談に乗ってくれるセンターです。
各都道府県に一つは設置されています。
・参考リンク(一般社団法人 日本自閉症協会)
発達障害者支援センター一覧
相談前の準備
私が行ったトスカでは、来所相談の前に、
自分の来歴・成育歴・相談したいことなどをまとめた
「相談シート」を作成し、トスカに送付する必要があります。
流れとしては、
・まず電話orメールで相談したい旨伝える
↓
・センターから相談シートのテンプレをもらう(メールor郵送)
↓
・自分の情報や相談内容を記入し、返送。(メールor郵送)
↓
・センターに届き次第、相談日時を調整。
↓
・来所面談
こんな感じです。
正直、相談シートを記入するのが結構大変でしたw
自分の小さいころの情報(言葉を発した時期や学校での様子など)を細かく書かなくてはいけないため、
ご両親の協力も必要になってくると思います。私は母に電話で訊きました。
相談したこと
私が支援センターで相談したのは、大きく分けて以下の3点です。
就労について
現在は実家からの援助+単発バイトなどでなんとか生計を立てているが、
安定した職に就き、経済的に自立したい。
ただ、不安が大きく、体力面・精神面ともにフルタイムで働く自信がない。
これからまず何をすべきか、就労支援はどういったものがあるのか。
メンタル面について
人付き合いが昔から苦手で、自発的に話したり、雑談をすることが苦手。
それらの失敗などから精神的に落ち込んだり、人付き合いを避けたりしてしまう。
そんな自分が嫌いである。
また、ADHDの診断を受けたが、完全には受け止めきれていない自分がいる。
ある意味でホッとした反面、本当はただの甘えなんじゃないか?いろんなことからただ逃げているだけなんじゃないか?
と自己嫌悪に陥る。
人とのかかわりあいのコツ、発達障害との付き合い方などを教えてほしい。
支援について
発達障害者向けの取り組みや支援などについて。
精神障害者保健手帳の必要性や取得可能性などについて。
これらのことを事前に相談シートにまとめ、相談に行きました。
頂いた情報・アドバイス
相談に乗ってくれた方は、優しそうな女性相談員の方でした。
日常で困っていることなどを話すと、「うんうんそうですよね^^」と、
とても親身になって相談に乗ってくださいました(^_^)あったけぇ・・・
就労面
就労に関しては、近所の就労支援施設や、東京障害者職業センターを紹介していただきました。
もし可能であれば実家にあと1年ほど援助してもらい、単発で仕事もしながら、各種就労支援施設などを利用されてはどうか。とアドバイスをいただきました。
また、単発の仕事をしながら、自分の限界値を知っておくといいよ!とのアドバイス。
要するに、単発の仕事をうまく利用して、「週にこれだけ仕事を入れたらぶっ倒れてしまうな」、とか、
「こういう内容の仕事をすると体が悲鳴を上げるな」ということを今のうちに知っておこう。ということでした。
発達障害の特性のせいなのかは不明ですが、いろいろなことに人一倍エネルギーを消費している気がします。
常に神経張りつめて生きてるのかもしれないね・・・
東京障害者職業センターとは
東京障害者職業センターでは、障害者職業カウンセラー等を配置し、ハローワーク(公共職業安定所)、障害者就業・生活支援センターとの密接な連携のもと、就職や職場定着、職場復帰を目指す障害のある方、障害者雇用を検討している或いは雇用している事業主の方、障害のある方の就労を支援する関係機関の方に対して、支援・サービスを提供しています。 公式HPより
要するに障害がある人向けに、就職に向けての準備や、適職診断、就職後のフォローなどを行っているところです。
全国の各自治体に配置されています。東京では上野と立川にあります。
精神障害者自立支援カリキュラムや、発達障害者就労支援カリキュラム(PDF)のプログラムもあります。
ここの、「職業評価」だけでもとりあえずやってみるといいよ!とのこと。
職業評価というのはいわゆる「適職診断」です。
ただ、ここの適職診断はいわゆるハローワークでやるようなPCで簡単な質問に答えて・・・
といった簡易的なものとは異なり、その人に適した検査をかなり時間をかけてじっくりやってくれるそうです。
ただ、障害者職業センターの利用には予約、及び初回の説明会に参加が必須となっています。
週明けにも予約しようと思っています。
メンタル面
自身の発達障害について相談に来る人のなかで、私のように、
障害のせいではなく単に「甘え」なんじゃないか、とか
様々な生き辛さを抱える中で、どこからどこまでが障害に依るものなのか、
そういうことを考える方は非常に多いそうです。
障害と甘えや怠慢の線引きについては相談員の方も難しいよね~とおっしゃっていましたが、
大切なことは、「自分を受け入れることだ」とのことでした。
たとえば、「自分は人より忘れ物をする」→「何が何でも忘れないようにしなきゃ」
ではなく、
「自分は何かを忘れて当然なんだ」とあらかじめ思っておく。
それだけでもずいぶん楽になるとおっしゃっていました。
確かにこれ、大事かもしれません。
人付き合いが昔から苦手な僕は、
あの時こう言えばよかった/言わなければよかった など
うまくコミュニケーションできない自分を責めてばかりでした。
勿論コミュニケーションスキルは磨かねばならないものですが、、人間そう簡単に変われません。
「自分は口下手なんだ」「人より不安感が強いのは仕方ない」など、
ある程度の開き直りのようなものは精神衛生上必要なんだなあ。とお話を聞いて思いました。
あ、あと当事者会も紹介してもらいました。
障害を持つ者があつまり、日々の困り感などを共有し語らうアレです。
同じ障害を持つ人と意見交換するだけでも、気が楽になるし刺激にもなる。
この人はこう工夫して生活しているのか!など、為になることもあるよ!とのことでした。
何事も経験だなと思い、来月見学に行ってきます!
支援について
はたして精神障害者手帳は取るべきなのか?というかそもそも自分でも取れるものなの?という感じなのですが、
発達障害でも手帳持ちの方はそこそこいらっしゃる模様。
どれくらいの割合ですか?とやんわり聞いてみましたが、それはわからん!とのことでした。
ただ、私の場合だと取れないことはないだろうとのこと。
そこらへんは必要性を考えて、お医者さんと相談してね!
とのことでした。
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まとめ
そんなわけで、1時間ほど相談に乗っていただきました。
この相談によって何かがすぐに解決したわけではありませんが、
様々な情報が知れたので、とてもよかったです。
何より悩みを聞いてもらうというのは、それだけでとっても楽になります。
発達障害支援センターは、診断のあるなしに関わらず相談に乗ってもらえます。
なにか困っていることがあったら相談してみることをお勧めします。
僕はとりあえずこの相談を受けて、
* 近所の就労支援施設に見学にいく
* 障害者職業センターに適職診断をしに行く
* 当事者会(自助会)の見学に行く
ことを決めました。
実は今日、就労支援施設には面談に行ってきました。
次回の記事ではそのことも書きますね。
とんでもないスロースターターですが、着実に一歩一歩進んでいく次第です。はい。。。