ここであえてのエスケープ。

成人後にADHDと診断。二次障害のうつ病とも戦う凸凹人のブログ。障害のこと、日々徒然等幅広く綴ります

27歳、ADHDです。私のプロフィールはこちら!

大学から卒業に待った!をかけられた男(留年)

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さあ、自分語り記事も最終回です。
前回は全日制の高校から通信制高校に転校したことを書きました。

前回記事
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今回はぐうたら大学生編です
お暇でしたらよろしくお付き合いください。。

※あまり明るい話題は出てきませんのでご承知おきくださいね

 

H24.4月、都内私立大学へ進学

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通信制高校の先生の助言もあり、AO入試で都内の私立大学の文系学部に進学。
併せて上京しました。1人暮らし開始です。

今思うと不思議なのですが、当時の私はなぜか自信に満ち溢れていました。
大学受験も「たぶん受かるな」と謎の余裕をかましながら受験しました笑
これから始まる大学生活に関しても大きな期待を抱いていたのをよく覚えています。

いろいろとあって高校1年のころからずっと心療内科に通っていましたが(詳細は前の記事を参照ください)
このころは体調も良くなり、心療内科への通院も服薬も必要ないまでになっていました。

今思えば、この大学に入学したての頃が、高校生の時から、今この記事を書いているこの時までの中で、いちばん希望に溢れていた、精神的にも体調の良い時期だったような気がします。
 

いつまでもこのテンションが続けばいいな。
そう思っていました。
 

徐々に身体が言うことを聞かなくなっていく

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最初こそは希望にあふれ、やる気満々だった大学生活。

しかしながら、私はまた徐々に徐々に精神的・肉体的に不調をきたすようになっていきます。

朝は起きられず、1限の授業に行けなくなっていき、
気分の落ち込みなどで、日によっては1日まるまる大学へ行けない日も増えていきました。
そういう日は自己嫌悪に陥り、さらに落ち込んで・・・の負のループ。
生活もいつしか夜型になっていきました。

正直、当時体調が悪くなった根本的な理由は今考えてもよくわかりません。

高校時代の不登校は、人間関係に躓き、学校に適応できなかったのが原因ですが、
幸い大学時代は少ないながらも友人はいましたし、人間関係に問題はありませんでした。
そもそも大学は独りでも十分にやっていけますしね。

まあ、おそらくですが、後述するADHDに関連し、
「大学進学」という大きな環境の変化に私のメンタル・身体が対応しきれなかったか、
もともと私は人付き合いが苦手ですから、大学でのコミュニティーに疲れてしまったのかもしれません。
あまり自分でも意識しないような、コミュニケーション上での小さな躓きが、蓄積していったのかな。

・・・って、どんだけ自分は弱いんだ、、と。書いててさらに自己嫌悪に陥りそうです。。
ただ人の性格はそう簡単に変えらないからなあ。強くはなりたい。
 

耐え切れず近所の心療内科へ

このままじゃいかんよなあ・・・ということで、当時の私は近所のメンクリへ駆け込みました。
高校時代ヒッキ―だったこと、以前から心療内科で加療してきたこと、最近大学を休みがちであること…等、
来歴や困りごとを包み隠さず相談しました。

「うつ病でしょう」「おくすりだしときますねー(棒)」

心理検査や診察の結果、うつ病の再発でしょう。とのことで、たんまりお薬が出ました。

高校生の時分から各種お薬の副作用で苦しんできた身としては、正直またかよ!という感じでしたが
体調が悪いのは困るため、仕方なくお薬をまた飲むことに。

ところがどっこい、悪化

これで少しは体調がよくなるか、、と思ったのもつかの間。
体調はさらに悪化していきます。

朝や日中、異様な眠気に襲われるようになり、
朝はさらに起きられず、講義中は毎回舟を漕いでいる始末。ノートなんか全く取れませんでした。
最初は友人に心配されましたが、次第に呆れられるようになります。

おい!どういうことだよ!ドクター!
でこぼこじん怒りの通院ということで、その旨伝えようとした矢先、さらに悲劇が襲います。  

おまけにドクター倒れる

通っていたドクターが急病で倒れたんです。

留守電に無機質な声で、
院長急病のため、予約をキャンセルさせていただきます。申し訳ありませんガチャッ!
と。

おいおい・・・じゃあこれからどうすればいいのよ・・・。
ちょっと対応雑すぎないかなあ。。。と思いつつ、仕方がないので他のクリニックを探す羽目に。
 

明かされる前医のヤブ処方

そんなわけで路頭に迷った私は、心療内科をネットでリサーチ。
通っていた大学の最寄駅に近い良さげなクリニックを見つけ、そこに通うこととなります。
ちなみにこのクリニックに今でも通っています。

前医からの紹介状なんて勿論ありませんから、最初から説明しなおしです。
そして、処方されていた薬のリストを見せたところ・・・

「この処方は危険です!!」

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そう言ってビックリされていました。

倒れた医師には抗うつ薬として「デプロメール」というSSRIを処方されていたのですが、
1日の服用量の基準を超えた、危険なほどの量を処方されていたのです。
デプロメールには中枢神経系の頻出な副作用として「眠気」があります。
その眠気が多量のデプロメールを飲むことによって生活に支障が出るほど出てしまったのだろう、とのことでした。

そんな訳ですから、デプロメールは服薬中止。他の薬へ変更することで日中の眠気は改善していきました。
 

あのヤブ!・・・でたらめな処方をしやがって・・・二度と行かんぞ!(激怒)  

最悪な状況は脱するものの・・・

体調は良かったり悪かったり

生粋のメンヘラ気質とでも言えばよいのでしょうか。
調子がいい時はアクティブに動けるのですが、悪い時は悪い。
ずーっとその繰り返しで。。

気分変調症って言葉がありますが、まさにそれです。

ADHDと判明

 

ちなみに、この頃初めて「ADHD」の診断を受けます。
今まで単なる「うつ病」や「強迫性障害」などと診断されていましたが、
ADHDの二次障害としてうつ病などを発症しているらしいということが判明しました。

 

3年終了時に留年決定

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・・・さて、そんな生活を送っているわけですから、まともに単位が取れるはずがありません。

進級は問題ありませんでしたが、3年終了の時点であと1年で卒業できないことが判明。
卒業延期が決定しました。

要卒単位数にどうあがいても届かないってことですね。
本当に親不孝な息子です。カーチャンごめん・・・

おまけに奨学金も打ち切られる

これは正直大打撃。
入学当初から某奨学金を借りていましたが、3年の年度末を持って「廃止」となりました。

まあ、成績不振者なんかにやる奨学金は無いでしょうから当たり前ですが。

家賃を奨学金で工面していたので、来月からどうしよう・・・と、当時はしょんぼりしましたね。
 

仕方がないのでバイトに精を出す

こんな私ですが、バイトはなんとか続けていました。

多忙な接客業で自分には完全に向いていない職でしたが、
職場の環境の良さや、いい人が多かったのが続けられた理由だと思います。
もう接客業はやりたくないけどね。
 
月当たり大幅な減収となった僕は、シフトを増やして減収分をなんとかカバー。
週4~5ほど働いてなんとか10万くらい稼ぎ、ギリギリで生活していました。
 

大学は無事卒業するものの・・・

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バイトでへとへとになりながらも4・5年目は這いつくばって大学に通い、
何とか卒業できる見通しがつきました。

しかしながら、留年に伴い就活をするタイミングを失い、
また精神的にも疲弊し、不安定だった僕は、ろくに就活が出来ないまま
今年3月に大学を一年遅れで卒業しました。ぐぬぬ・・・

現在はADHDとその二次障害のうつ病、両方の治療をしながら、
自立を目指している状況です。。
 
 

まとめ

以上で自分語り記事シリーズは終わりです。長々と失礼しました;;
なんだか話にまとまりもオチもない文章になってしまいました(~_~;)

要するに、高校生あたりからず~っとメンタル的に不安定でした。。

最初は単に「気の弱い性格や自尊心の低さ」から不調の原因と思っていて、
他の人と同じように生きられない自分は、なんて弱い人間なんだ、、情けない。
と、心の中で思い続けてきたのです

しかし、成人してから、自分が発達障害の一つであるADHD(注意欠陥多動性障害)であるということ、
その二次障害で、うつや強迫性障害を発症することがある ということが分かりました。

「障害」というのは少しショックでしたが、一方でホッとした自分もいます。
今まで自分の感じてきた「生き辛さ」のようなものの一因が、自分の障害によるものだと分かったからです。

ADHDをはじめとする発達障害は治るものではありません。
一生付き合っていかねばなりません。

これからは、自分の障害を十分に理解し、受け止めたうえで、何とか生きていこうと思っています。

 
とりあえず自立しなければ・・・
 

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