コンサータ服用記・プロローグ~自分が“発達障害”と判って~
そんなわけで成人後に発達障害(不注意優位型ADHD)が判明したワタクシ。
実は診断後すぐにコンサータ※などでの治療はしませんでした。
ADHDに対する対処をしなかったわけ
理由は、
・通っているクリニックが、成人のADHDへの治療は原則的にしていないこと
・障害が判明した時はうつの症状が酷く、ひとまずそれが安定するまでは、うつのほうを優先して治療しましょう
ということからでした。
ちなみに、重度のうつ状態の人にコンサータの服用はよくないらしいです。うつが悪化したり、焦燥感が出てしまったりするそうです。
※コンサータはADHD治療薬の一つ。他にストラテラという薬もあります。
コンサータは同じ成分のリタリンという薬が、一部で乱用されたという過去があるため、流通が厳しくなっており、流通委員会に登録された医師・薬局しか処方できないそうです。対してストラテラは医師であれば制限なく処方できるそうです。
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ADHDと診断されホッとした自分
発達障害と診断され、今までのなんかこう…生き辛いなぁとか、もっと世渡り上手に、無難、普通の青春時代を過ごしたかったなとか
そういう気持ちが、発達障害だからこんなにもうまくいかなかった・・・のか?と、ホッとした気持ちになりました。
だがしかし、一方で受け入れられない自分
自分が発達障害であるということを受け入れられない自分もいました。
「発達障害」とりわけ「障害」という言葉から受けるダメージは、思いのほか大きい。
なんというか・・・一般ピーポーのレールから外れてしまった、人間失格の烙印を押されたようなそんな感じがしたのです。
そんなこともあって、診断後、診察では発達障害のことはあまり話題に上りませんでしたし、私もそれほど気にしないようにしていました。
うつの根源を正さなければ
しかしながら、一時的にうつが良くなっても、やがて悪化し、また良くなり、の繰り返しで、なかなか寛解せず。。。
そんな中、NHKが1年を通して発達障害にスポットを当てて放送する
↑これを知り、早速いくつかの放送を見ました。この間のイノッチと有働アナや栗原類さんが出演していたNスぺはご覧になった方も多いのではないでしょうか。
私もそれを見まして、いろいろ考えさせられました。
発達障害を持つ人は二次障害としてうつ病や、強迫性障害、不安障害など気分障害を併発しやすい、と言われています。
ちなみに、上に挙げた三つ 私はフルコンプしております(全然嬉しくない)
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発達障害とうまく付き合おう
そういった気分障害の背景にADHDというとんでもない怪物くんがいるのであれば、
そいつと仲良くせねば、うつ等も良くならないだろうと判断しました。
倒そうとは思いません、というか倒せませんね。先天的なものだからね。シカタナイネ!
そういういきさつで、先月、かかりつけ医に相談。
前述のとおり、成人へのコンサータ等の処方は原則していないそうなので、そう簡単には処方してくれないと思いましたが・・・
凸凹「ぁ、あの~、(これこれこういうわけで)発達障害の治療したいんでs・・・」 ←さすがにコンサータ下さいとは言えず
先生「あぁ… じゃあコンサータだしときますね」
凸凹「!?(すんなり処方されビビる)あぁ…はい。ありがとうございます」
凸凹「ちなみに、飲むと何かすぐ効果を実感しますか?」
先生「そうですね…頭がすっきりするとか、集中できるようになるって皆さん仰いますね。ただ、はじめは量少ないから、効いてる感じがしないと思います~。だんだん増やして、適量を決めましょうね」
凸凹「Yes.sir!」
思いのほか簡単に処方していただけました。
まあ前に各種検査(WAISやCAARS、頭部MRIなど)をしましたし、長く通ってるからかな・・・
さて、そんなわけでコンサータ18mgを処方していただきましたが、効果は出たのか。
次回に続きます。
追記:続きの記事はこちらです。