ここであえてのエスケープ。

成人後にADHDと診断。二次障害のうつ病とも戦う凸凹人のブログ。障害のこと、日々徒然等幅広く綴ります

27歳、ADHDです。私のプロフィールはこちら!

入学一ヶ月で高校をエスケープした話。

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誰も期待していないと思いますが、自分語りの続きです。

引っ込み思案ながらも、小学校は無事卒業。
物語は中学~暗黒の高校時代へと続きます。

前回の記事はこちら↓。 

dekoboko.hateblo.jp

 

 

私の足跡その2 ~中学から暗黒の高校時代へ~

もくじ

 

案外楽しかった中学生時代

私の暮らしていた学区では、よそ小学校からの流入もなく、同じ小学校のメンバーがそのまま同じ中学校に進学しました。みんなと9年間一緒なわけです。

人間関係は苦手な僕でしたが、そういう環境も功を奏したのか、特に問題なく中学校生活を送ります。

前の記事でも書きましたが、当時所属していた部活の顧問が気に食わず、友人と結託して部活を辞めたり、その後全校生徒でたった一人の帰宅部になってみたり。(ほぼほぼ運動系部活強制参加の中学でした)
ほかの人か当たり障りのないまっとうな作文を書く中、「やりたくもない部活を強要する中学なんておかしい」とぶっ飛んだことを書いたりと、結構好き放題やってました。若いな。笑

運動はやはりダメダメでしたが、学業面では特に問題もなく、中学校の推薦もいただいた私は、県立の全日制男子高へ進みます

 

県立の全日制男子高へ入学。しかし…

・わくわくドキドキ。最初はね。

無事入学が決まり、新しい生活にワクワクとしていたワタクシ。
友達できるかな?部活はどうしよう、科学部とか面白そう。体育いやだな~とかいろんな期待に胸を膨らませていました。

・人間関係に思い悩む

しかしながら、小~中学生時代クローズなコミュニティで生活を送っていた私は、いろいろなところから集まってくる「高校」という、雑多なコミュニティに適応することが出来ず、段々と孤立していきます。

・気づけば「ぼっち」に

要するに僕のコミュニケーション能力が低かったんだよね。
同級生とお話してもあまり話がかみ合わなかったり、それで変に思われたらどうしようとか考えていたら、自分から話しかけることが無くなっていきました。
ま、もともと引っ込み思案なのもあるけどね。

やがて、休み時間は机に突っ伏し、
体育の時間の「ハイ、ペア作って~」がとてつもなく苦痛になっていきました。
おい、あいつまた余ってるよ・・・みたいなことです。つらい・・・

・入学一ヶ月、突如登校拒否

嫌々学校に通う毎日。
そして入学から1か月後GWがやってきました。

そのとき私の心の中で「プッツン」と何かが切れました

あ、もう無理だ。学校に行きたくない。行けない。もう嫌々行くのはやめよう。
心の中でピンと張ったピアノ線が切れたような、まさにそんな感じ。
あの時の気持ちは今でもよ~く覚えています。

そう思った翌日から、私は登校を拒否するようになりました。

・そして高校休学へ。

この時は相当荒れていました。親に手を挙げるようなことはしませんでしたが、口を開けば喧嘩ばかり。

親が「車で送っていくから!」と言うと

「じゃあ車から飛び降りてやる!!」


な~んて叫んでました。

結局登校できないまま、休学をすることにしました。

私も母も泣いていました。

 

・どん底の引きこもり時代

そんなこんなで休学することになった私は、外に出ることを嫌がり、家に引きこもるようになりました。引きこもった要因は様々ありますが、外で制服姿の高校生を見ると、ああ俺何やってるんだろう・・・俺もああやって・・・と落ち込むのも一因だったのかもしれません。本当に嫌だった。今となってはどうとも思いませんが。

引きこもった私は、毎日毎日朝から晩までパソコンに没頭。
ついには昼夜逆転し、廃人のような生活を送りました。
今覚えばこのころが一番ひどい生活を送っていましたね。

・更にはうつ病発症


この頃気分も体調も芳しくなく、精神科に掛ったところ、「うつ病」と診断されました。
今現在まで続く、なが~い精神科通院の始まりです。いやだねえ。

この時は「発達障害」とは診断されていませんでした。はの字も出てこなかった。
この時発達障害と診断されていたら、もしかしたら今と違った人生だったかもしれないなあ。

・高校なんていかなくでもいいじゃないか

通院の甲斐があったのかどうか。今となってはわかりませんが、症状は少し改善し、少しずつ外にも出るようになります。

 ・高認を取得

そんな中、大学には行きたいなとぼんやり思っていた僕は、高等学校卒業程度認定試験(高認)というものを知ります。

 

高認があるじゃん!2017-2018年版 (高卒認定試験完全ガイドブック)

高認があるじゃん!2017-2018年版 (高卒認定試験完全ガイドブック)

 

  

高等学校卒業程度認定試験は、様々な理由で、高等学校を卒業できなかった者等の学習成果を適切に評価し、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があるかどうかを認定するための試験です。合格者は大学・短大・専門学校の受験資格が与えられます。

文科省サイトより

 
いわゆる昔の大検ですね。これを取得すれば高校を卒業せずとも大学を受験できる

何それ素敵やん?と思った私は試験を受けることにしました。
文科省に資料を取り寄せ、勉強し、(といっても過去問を何周かしただけでしたが)この休学中の11月に受験。無事合格しました。*1

 ・でも「中退」は怖い

そんなこんなで取得した高卒認定。
当初はこれを使って大学を目指そうと思っていましたが、私はこのあと別の高校に転入学することになります。

このまま高校を中退し、なんの肩書きも持たないまま大学進学を目指すということに不安を覚えたのです。

親としても最低高校は出てほしいと言われましたし、仮に大学に行けたとして、途中になんらかの事由でドロップアウトすることになれば、最終学歴は高校中退、要するに中卒になってしまいます。

そんなことの保険という意味も込めて、僕は高校2年目の春から、別の県立高校の通信制に転校します。全日制も考えましたが、当時の精神状態等々を鑑み、なるべく自分自身に負担をかけないように…ということでの選択でした。

 

<通信制高校編に続く>
 続き書きました↓

www.dekobokojin.com

 

前回の記事はこちら!

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*1:高校での習得単位があると何科目か免除になる事があるのですが、私は0だったため、8科目も受けることになりました。二日間かけての試験で、なおかつ風邪をひいていたため、きつかったのを覚えています。試験自体はそこまで難しくありませんでした。(過去問やっただけで受かるレベルだからね)